【読書】内田康夫『黄泉から来た女』

内田康夫さんの『黄泉から来た女』を読みました。

天橋立のお膝元、宮津市役所で働く神代静香のもとを訪ねてきた女性が殺害された。
女性は静香の母と同郷の人間だったが、なぜ静香を訪ねてきたのかを聞く前の悲劇だった。
静香は絶縁状態にあるという母の実家の宿坊を偽名を使って訪ねるが、伯母に正体がバレかかってしまい、危機一髪のところで浅見に助けられる。


天橋立の対として、出羽三山が舞台として登場すします。
月山、羽黒山、湯殿山の三つの山からなる出羽三山は修験道で知られ、御師に率いられて山に入り、修行を行う修験者が数多く訪れています。
この作品では、その御師や修験者が身につけた「験力」と、浅見の推理力の対決となっています。

序盤は天照坊の女将・桟敷真由美の不気味さ、特にいかなる「験力」を有しているのかという恐怖が物語を面白くさせていたように思いましたが、中盤以降はその不気味な感じが薄れてしまい、ただの「女」になってしまっています。
あの恐ろしさをもって、ストーリーをかき回してくれれば良かったのになぁと、残念に感じました。


黄泉から来た女 (新潮文庫) - 内田 康夫
黄泉から来た女 (新潮文庫) - 内田 康夫

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